明太子は添加物だらけでヤバい?安全性・1日の摂取量を徹底解説

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「明太子は、添加物いっぱいって聞くけど、食べても大丈夫なのかな…」
「どんな添加物が入っていて、どんな危険性があるのか知りたい」

と考えている人も多いのではないでしょうか。

ご飯やお酒のお供として大人気の明太子。

しかし、中には「明太子は添加物たっぷりな食べ物」と思っている人も多いのではないでしょうか。

結論から言うと、明太子には添加物が使用されていますが、

安全な分量の範囲内で使われているので、安心して食べて大丈夫です。

…とはいえ、どんな添加物が使用されていて、どんな危険性があるか知りたいですよね?

この記事では、明太子の添加物が気になる方向けに、次のことを徹底解説しています。

この記事でわかること
  • 明太子に使われている添加物の特徴危険性
  • 添加物たっぷりな明太子の特徴
  • 無着色と無添加の違い
  • 無着色・無添加のおすすめ明太子

記事を読むことで、明太子の添加物について、詳しく理解できるようになりますよ。

タップできる目次

明太子に使われている主な添加物について

当ブログの「明太子ランキングTOP5」の明太子に含まれている添加物について調べました。

明太子添加物
島本
オリジナル辛子明太子
・ビタミンC(酸化防止剤)
・ナイアシン
・亜硝酸Na(発色剤)
福さ屋
辛子めんたいこ
・ビタミンC(酸化防止剤)
・ナイアシン
・着色料(赤3・赤102・黄5)
・亜硝酸Na(発色剤)
ふくや
味のめんたいこレギュラー
・ビタミンC(酸化防止剤)
・ナイアシン
・着色料(赤3・赤102・黄5)
・亜硝酸Na(発色剤)
博多まるきた水産
あごおとし
・ソルビトール(甘味料)
・ナイアシン
・ビタミンC(酸化防止剤)
・亜硝酸Na(発色剤)
やまや
・ソルビット(甘味料)
・ビタミンC(酸化防止剤)
・亜硝酸Na(発色剤)

ここでは、5社の明太子メーカーで使用されている

  • 亜硝酸Na
  • ビタミンC
  • ナイアシン
  • タール
  • ソルビット・ソルビトール

についての安全性を見ていきましょう。

亜硝酸Na

亜硝酸Naは、明太子の鮮やかな赤色を生み出す発色剤です。

また、ボツリヌス菌など食中毒の原因となる菌の繁殖を抑える効果もあります。

ボツリヌス中毒は、適切な治療が受けられないと死亡率が20〜30%ほどもある危険な食中毒です。

亜硝酸Naは、そういった危険からも守ってくれる添加物なのです。

しかし亜硝酸Naは、アミンという物質と化学反応を起こすと、

発ガン性物質であるニトロソアミンの生成に関与する可能性も指摘されています。

亜硝酸Naについては、内閣府の「食品安全委員会」では、以下のような見解を出しています↓

亜硝酸ナトリウムは、安定した食肉の色を保持する効果のほか、ボツリヌス菌をはじめとして多種類の細菌の生育を抑え、食肉製品の腐敗を防止する働きを持つなど様々な効果のある添加物として知られています。
本物質に関してはFAO/WHO合同食品添加物専門家会議(JECFA)において評価が行われており、発がん性については1995年及び2002年の評価において、ヒトの摂取と発がんリスクとの間に関連があるという証拠はないとされております。

内閣府「食品安全委員会」亜硝酸ナトリウム(発色剤)についてより引用

「発がんリスクとの間に関連がない」とはいえ、取り過ぎは避けたいところ。

どれぐらいなら摂取していいのか、気になるところですよね。

計算してみたので、参考にしてみてください↓

1日どれぐらい明太子を食べていいの?

亜硝酸ナトリウムのADI(生涯、毎日摂取し続けても大丈夫と定められた量)を元に、1日にどれぐらい明太子を食べてよいのかを考えてみましょう。

亜硝酸ナトリウムのADIは0.06mg/kgなので、

体重が50kgの人であれば、3mg(0.003g)の亜硝酸ナトリウムを毎日取り続けても大丈夫という計算になります。

添加物「亜硝酸ナトリウム」のADI(生涯、毎日摂取し続けても大丈夫と定められた量)

一方で、明太子に使われる亜硝酸ナトリウムは、0.005g/kg以下になるよう決められています。

【なぜ必要か】
発色剤の亜硝酸ナトリウムには「食品衛生法」で使用基準が定められています。亜硝酸ナトリウ
ムの使用が認められているのは、すけとうだらの卵からたらこを製造する工程です。使用する場合
は、たらこ中の亜硝酸根の残存量が 0.0050g/㎏以下になるようにしなければなりません。誤って他
の工程での使用や、入れ間違いなどが発生しないように管理が必要です。
【いつ】
すけとうだらの卵を漬け込んで、たらこを製造する工程にのみ使用します。

全国辛子めんたいこ食品公正取引協議会「HACCPの考え方を取り入れた衛生管理のための手引書」より引用

明太子1本(約50g)には、0.00025g以下の亜硝酸ナトリウムしか使用されていないということになります。
(実際は、最大量まで入れるとは考えにくいので、さらに低い数値になると予想されます)

つまり、明太子に使用されている亜硝酸ナトリウムは、

「50kgの人が、毎日8本の明太子を一生食べ続けても安全な量」

ということになります。

明太子1本あたりに使われている亜硝酸ナトリウムのめやす量と摂取可能量

1日8本も明太子食べてたら、塩分などの他の要因で体がおかしくなりそうですねw

たら子

1日8本も食べられないわ〜!!!

酸化防止剤(ビタミンC)

酸化防止剤(ビタミンC)は、明太子の酸化を防ぐ保存料です。

また、抗酸化作用があり、健康にも良いとされています。

ビタミンCの取り過ぎによる影響は?

ビタミンCは水に溶けて尿中に排出されるので、体の中には蓄積しません。

(栄養ドリンクなどを飲んだあとに、黄色い尿になって排出されるのと同じですね)

明太子に使われているビタミンCの量は、少量なので、気にする必要はありません。

ナイアシン

ナイアシンは、明太子の風味を良くするために使用される添加物です。

ビタミンB群の一種で、うま味成分の生成を促す効果があります。

ナイアシンの取り過ぎによる影響は?

ナイアシンは水に溶けて尿中に排出されるので、体の中には蓄積しません。
(ビタミンCと同様)

大量摂取したことによる健康被害も報告されていないので、安心ですね。

タール(赤3、赤102、黄5)

タール系色素は、明太子の色を良くするために使用される添加物です。

色の種類によっては、過剰摂取すると発ガン性やアレルギーのリスクがあるという指摘もされています。

現在、日本で使用が認められているのは、以下の12種類。

  • 赤色2号
  • 赤色3号
  • 赤色40号
  • 赤色102号
  • 赤色104号
  • 赤色105号
  • 赤色106号
  • 黄色4号
  • 黄色5号
  • 緑色3号
  • 青色1号
  • 青色2号

明太子に使われているタール系色素には、赤3、赤102、黄5の3種類です。

なお、赤色3号、赤色102号に関しては、アメリカやドイツなどの国では使用が認められていないので注意が必要ですね。

タール系色素を摂取したくない方は

タール系色素の使用が気になる方は、無着色の明太子を購入するようにしましょう。

多くの明太子メーカーでは、「無着色」の明太子を売っています。
(もちろん、今回調査した5社の明太子メーカーでも、「無着色」を取り扱っていますよ♪

めんたろ

私もなるべく「無着色」を選ぶようにしてます!

ソルビトール(ソルビット)

ソルビット(ソルビトール)は、リンゴやプルーンなどにも含まれている糖の仲間です。

ソルビトールには、

  • 甘味料として甘みをつける
  • 水分を保持する
  • 味を染み込ませやすくする
  • 微生物の増殖を抑える

という効果があります。

ソルビトールの取り過ぎによる影響は?

明太子の保存性を高めるために使用される添加物です。

ソルビトールは、通常の量で摂取しても安全です。

ただし、過剰摂取すると下痢や腹痛などの症状を引き起こす可能性があります。

とはいえ、明太子に使用されているソルビトールの量は少量なので、そこまで気にする必要はありません。

添加物がたっぷりな明太子があるって本当?

明太子に入っている添加物を、過剰に恐れる必要はありませんが、

できれば添加物を取り入れる量は減らしたいですよね。

特に「添加物がたくさん使われている明太子」は避けたいところ。

たら子

添加物がたっぷり使われている明太子があるの?

あります。

それは、スーパーなどで売られている安物の明太子

安い明太子は、ガム子と呼ばれる段階の卵が使われていることが多いです。

明太子の成熟度5段階の特徴図〜ガム子・真子・目付・水子・皮子〜

ガム子は未熟な卵のことで、皮が厚くねっとりとした食感で、色も見た目も「美味しそう」とは言えません。

そのため、ガム子の明太子の悪い見た目(色や形)をカバーするために、多くの添加物を使っていることがあります。

ガム子に添加物を加えて、美味しそうな見た目の明太子にしているイメージ図

安い明太子を買うことで、普段より多く添加物を摂取してしまっているかも。。。

その点、有名メーカーの明太子は、見た目も味も優れた「真子」の状態の明太子を利用しているため、

添加物の量も少なく安心して美味しい明太子を味わえます。

添加物が気になる方は、信頼できる有名メーカーの明太子を選ぶようにしましょう。

「無着色明太子」なら、添加物は入ってない?

「無着色明太子は添加物が入ってないから安心」と思っている人も多いですが、

実は、無着色明太子にも添加物は入っています

無添加と無着色の違い

無添加:添加物を使用していない

無着色:タール系色素(赤色3号・赤色103号・黄色5号など)を使用していない

無着色明太子に入っていないのは「タール系色素(赤色3号・赤色103号・黄色5号)」です。

そのため、その他の発色剤(亜硝酸Na)や酸化防止剤(ビタミンC)などの添加物は使われています。

色の有無が違うだけで、「無着色明太子=添加物が0になっているわけではない」ということは覚えておきましょう。

添加物が不安なら、無添加無着色の明太子を選ぼう

添加物が不安なら、無添加・無着色の明太子を選びましょう。

「海千」の極み明太子は、着色料・添加物すべて不使用で作られています↓

「愛情たらこのみなと」の明太子も、無着色・無添加です↓

めんたろ

無着色・無添加の明太子なら、子どもも高齢者も安心して食べられるね

まとめ:明太子の添加物は過剰摂取しなければ大丈夫

明太子に使われている添加物について解説しました。

  • 亜硝酸Na
  • ビタミンC
  • ナイアシン
  • タール
  • ソルビット・ソルビトール
添加物効果危険性
亜硝酸Na・明太子の鮮やかさを出す発色剤
・食中毒の原因となる菌の繁殖を抑える効果
アミンと化学反応を起こすと、発ガン性物質生成の可能性が指摘されている
ビタミンC・明太子の酸化を防ぐ
・保存料抗酸化作用があり、健康にも良い
・体の中には蓄積しないので安全
ナイアシン・明太子の風味を良くする
・ビタミンB群の一種
・うま味成分の生成を促す
・体の中には蓄積しないので安全
タール・明太子の色を良くする色の種類によっては、過剰摂取すると発ガン性やアレルギーのリスクがあるという指摘も
ソルビトール・甘味料として甘みをつける
・水分を保持する
・味を染み込ませやすくする
・微生物の増殖を抑える
過剰摂取すると下痢や腹痛などの症状を引き起こす可能性

上記のような添加物が使用されていますが、その量は決して多くはありません。

また、過剰摂取さえしなければ、健康に害を及ぼす可能性は低いと考えられます。

ただし、添加物が気になる人は、無添加の明太子を選びましょう↓

無添加の明太子を買いたい方は、こちらをタップ>>

明太子メーカー20社以上食べてわかった

一番美味しい明太子教えます↓

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