明太子はなんの卵？明太子の数え方や産地もすべて解説！

今回は「明太子はなんの卵？」という疑問について記事にしました。

記事を読むことで、明太子について詳しく知ることができますよ。

＼やってみて！／

明太子はなんの卵＝「スケトウダラ」

明太子は、スケトウダラの卵（卵巣）を原料に作られています。

スケトウダラの卵を、唐辛子を使った調味液で加工したものが「明太子」です。

ちなみに、スケトウダラ以外のタラ科の魚（マダラなど）の卵巣を加工しても「明太子」と呼ぶことができないと全国辛子めんたいこ食品公正取引協議会で決められています。

”「辛子めんたいこ」とは、すけとうだらの卵巣（卵を含む。）に唐辛子を原料とする調味液等で味付けしたものをいう。”

全国辛子めんたいこ食品公正取引協議会

そのため、明太子の親魚＝スケトウダラということになります。

ちなみにスケトウダラは

というように、全身無駄なく食されているんですよ。

明太子の数え方は2つで「一腹」

明太子は2つで「一腹」と数えます。

スケトウダラの卵巣は1匹の魚に2つあるのですが、2つの卵巣は管でつながった状態なのです。

そのため、「1つの腹からつながった2つの卵巣が取れる」ので、2つで「一腹」と呼びます。

…2つなのに「一腹」というのがちょっと紛らわしいですよね。笑

ちなみに、1つ分を表現したいときには「片腹（かたはら）」と言いますよ。

（もちろん、「一本」「二本」という呼び方でも十分伝わると思います）

明太子の産地は主に「北海道産」「ロシア産」「アメリカ産」

スケトウダラは主に北太平洋（北海道沿岸、ベーリング海、アラスカ湾など）で漁獲されます。

博多明太子メーカーが取り扱っているスケトウダラは、主に「北海道産」「ロシア産」「アメリカ産」の3つです。

最近は、日本近海の漁獲量が減ってきているので、アメリカ産（アラスカ湾）やロシア産（オホーツク海・ベーリング海）のスケトウダラが多くの割合を占めるようになっています。

北海道産のスケトウダラの卵を主に取り扱っている明太子メーカーは「島本」「ひろしょう」「ふく富」などで、

それ以外の多くの明太子メーカーは、主に「ロシア産」「アメリカ産」のスケトウダラを使用していますよ。

なぜ明太子は博多の名物なのか？

北海道やロシア・アメリカで穫れるのに、なぜ明太子は「博多（福岡）」の名物なのでしょうか。

その理由については、「明太子の起源」と「日本での広まり方」に秘密があります。

「明太子の起源は？なぜ博多名物なの？」の記事で紹介しているので、気になる方は記事を読んでみてくださいね。

まとめ：明太子はスケトウダラの卵

明太子がなんの卵かについて紹介してきました。

記事の内容をまとめると、次のようになります。

「スケトウダラは北の方の海で穫れるのに、なんで博多名物なの？」と思った方は、「明太子の起源は？なぜ博多名物なの？」の記事を読んでみてくださいね。

他にも明太子の雑学記事を準備しています▼

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